漢字教育士ひろりんの書斎くつろぎのソファ>
2015.1.       掲載
2015.4. わらべ歌ほか追加
2018.10. わらべ歌一部加筆
2019.1  YouTubeにリンク
同 意味不明の歌その2追加

 滅びゆく歌の記録 

「滅んでもしゃあない」とおっしゃるなかれ。民俗学的にも貴重なものかもしれません。
不明、不詳が多くてすみません。思い出したらまた更新します。

YouTube.png(7391 byte)をクリックすると画像が見られます。

*大人が歌っていた歌

伝来者はいずれも故人です。

祖母(父の母、1879年和歌山県生まれ)伝来の歌(題名不詳)  YouTube.png(5980 byte)
とんとん豆腐屋のかみさんが/三つ子を産んで/一人の子ォは/紙屋へやって/紙半帖もろて/いろはを書いて/天神さんにあげて/天神さんの道で/けんかがあって/分け分け分けよ/えびすか/大黒か/福の神かみかみ/まもぜのぜぜで/ひともじ買うて/ぽりぽり食べまひょ!
(二人目、三人目がどうなったか不明。「まもぜ」は仲裁の礼金のようだが、不詳。「ひともじ」は通常はネギのことだが、この場合それでよいのか不明。)

祖父(母の父、鳥取県生まれ)自作の歌(題名不詳)  YouTube.png(5980 byte)
すみれな/すみれ摘む子に/野の道/野の道問えばよ/ほらよ/蝶の行方とよ/花で指すよ/花で指すよ

父(1913年和歌山県生まれ)伝来の歌その1(題名不詳)  YouTube.png(5980 byte)
犬が西向きゃ尾は東/あんぽに底なし屁はくさい/おかん燗酒ゃうまいもんだね/ネッチリカッポトッテンシャンのこいたかホイ

父伝来の歌その2(題名不詳)  YouTube.png(5980 byte)
(前半不明)  お家めがけて/駆け込む駒は/はいやどうどうどう

父伝来の歌その3(題名不詳)  YouTube.png(5980 byte)
〈歌詞から見ると「かごめかごめ」みたいな遊びの歌かもしれないが、我が家では入浴中の遊び歌。濡れ手拭いで空気を包んでテルテル坊主のかたちにし、湯船のなかを歌に合わせて上下させ、最後に潰して泡を出す〉
ぼんさんぼんさんどこ行くの/ あの山越えて酢ぅ買いに/ わたしも一緒に連れてんか/ おまえら行ったら邪魔になる/ テルテル坊主タコ坊主/ 後ろに誰が居る?

母(1922年大阪市生まれ)伝来の歌その1(題名不詳)  YouTube.png(5980 byte)
寒い寒いケンレンさん/ 頭の長いユウゲンさん/ 山へつづら置いてきて/ 牛に乗って取んにこか/ 牛、人こづく/ 馬に乗って取んにこか/ 馬、人はねる/ (以下不明)
(ケンレンさん、ユウゲンさんともに正体不明)

母伝来の歌その2(題名不詳)  YouTube.png(5980 byte)
〈七草粥に入れる草を包丁で刻むときの歌〉
(出だし不明)/ 唐土(とうど)の鳥が 渡らぬ先に/ あっち向いてトントントン/ こっち向いてトントントン

妻の父(1917年大阪府生まれ)伝来の歌その1(題名不詳)  YouTube.png(5980 byte)
一杯飲んで帰るときゃ良けれども/うちに帰ればかかのやつ/お茶を出すにもふくれ面/お茶菓子ゃコンペイトウで角だらけ


*わらべ歌(もしくは悪ガキ歌)

ひろりん(1953年、大阪市東住吉区生まれ)が子どものころ仲間から聞き覚えた歌。

「下駄隠し」という遊びの歌
下駄隠しチュウレンボ
橋の下のネズミが
ジョーリ(草履)をくわえてチュッチュクチュ
チュッチュク饅頭は誰が食た
だあれも食わないわしが食た
表の看板三味線屋
裏から回って三軒目
後に誰が居る
*読者の☆N島様(大阪市福島区)のご指摘により、歌詞を増補しタイトルも変えました。(2018.10)

じゃんけんの掛け声
いんじゃんじゃらすけ ヨーロッパでホイ(変種多数)

誰か(何か)を選ぶときの歌
だれ(どれ)にしようかな
裏のちょんべえさんに聞いたらよくわかる
プッとこいてプッとこいてプップップ(ウ、ウ…と続けて好みのものまで行くようにする「ズル」もあった)

手まり歌?
いちりと らいらい/ らっきょ食って しんしん/ しんがらもって きゃんきゃん/ キャベツでホイ!

kagisimeta.jpg(37450 byte)
「鍵締めた」のポーズ
ウンコを踏んだ子を仲間外れにする歌
びびんちょかんちょ 鍵締めた
天の神さんに預けた!

意味不明の歌
一年芋を盗み食い
二年仁徳天皇で
三年算数下がって
四年夜通し怒られて
五年牛蒡でたたかれて
六年牢屋に入れられた!

意味不明の歌その2
 四の二の五 二の四の五
 三一四の二の四の二の五
 (違ってたらごめんなさい)

「ジングルベル」の替え歌
チ○コの毛 チ○コの毛 いつ生える それは大人になってから